Home »そば »合わせ双挽きせいろ 合わせ双挽きせいろ★ 出雲地方に松平治郷(不昧1751~1818)というお殿様がいました。風流人として有名で、たいそうな蕎麦好きでした。 出雲で生産される蕎麦の在来種は土壌の関係で長くつながりにくい特徴を備えた蕎麦でした。 「どじょう蕎麦」とも言われ太く短い。 その蕎麦を治郷は好み 「つゆを辛めにつくり、それを蕎麦の入った器に少し入れ、十分攪拌した後、よく噛みしめて食べるのがよい」 と蕎麦の食べ方を説いていたそうです、そうして出雲蕎麦の文化が形づくられました。 ところが、交通事情がよくなって関東から観光客がくると「細く長く繋がっていないと蕎麦じゃない!!」と言い出し蕎麦店は細く長い蕎麦を出しはじめました。 他の店も、同じようにやりはじめ今は「どじょう蕎麦」を出す店は少なくなりました。 蕎麦には色々な楽しみ方があります、細く長い蕎麦のツルっとしたのど越しを楽しんだり、どじょう蕎麦や田舎蕎麦のように太くて短い蕎麦をよく噛んで楽しんだりと色々あります。 当店の「合わせ双挽きせいろ」、よく噛んで蕎麦の香りと食感をお楽しみください。 文 鈴木健悟 Tweet VFA ←年越し蕎麦予約 日本各地の蕎麦→ 2022年12月21日
出雲で生産される蕎麦の在来種は土壌の関係で長くつながりにくい特徴を備えた蕎麦でした。
「どじょう蕎麦」とも言われ太く短い。
その蕎麦を治郷は好み
「つゆを辛めにつくり、それを蕎麦の入った器に少し入れ、十分攪拌した後、よく噛みしめて食べるのがよい」
と蕎麦の食べ方を説いていたそうです、そうして出雲蕎麦の文化が形づくられました。
ところが、交通事情がよくなって関東から観光客がくると「細く長く繋がっていないと蕎麦じゃない!!」と言い出し蕎麦店は細く長い蕎麦を出しはじめました。
他の店も、同じようにやりはじめ今は「どじょう蕎麦」を出す店は少なくなりました。
蕎麦には色々な楽しみ方があります、細く長い蕎麦のツルっとしたのど越しを楽しんだり、どじょう蕎麦や田舎蕎麦のように太くて短い蕎麦をよく噛んで楽しんだりと色々あります。
当店の「合わせ双挽きせいろ」、よく噛んで蕎麦の香りと食感をお楽しみください。
文 鈴木健悟